2007年9月9日日曜日

結婚生活丸々20年を迎えました(リレーコラム)



ご結婚おめでとうございます。はなむけの言葉になるかどうかはわかりませんが
、私自身やってきた事をお話します。
私の場合は、結婚生活丸々20年を迎えました。よく「20年続けれる秘訣は?」と
聞かれますが、明確な答えは無いかもしれませんが、私らの場合は「相手に過度
な期待をしない」という事でしょうかね?

例えば結婚当初は、旦那に色々な事を手伝って欲しいと役割分担を考えておりま
したが、1週間で破綻し(笑)今や食事が終わった食器などを、シンクに持ってき
てくれるだけで「ありがとう」と言えるようになっています(笑)。家族に対し
ては「生きていているだけでありがたい」と強く思っています。嫌な思いをさせ
られても「生きている証拠」ですよね?小さなことに喜びを見つけていくと、自
分は幸せなんだなぁと思えるようになります。

ところが、小さいことに喜びを感じれるようになるには、大きな挫折をいくつか
味あわないとわからなかったりするんですよねぇ。これがまた。結婚生活を続け
ていくと、二人で乗り越えないといけない事が何かと起こります。その度に私は
「ああ、神様は次のステップに行かせるために又壁を用意してくれたんだなぁ」
と思うようにしています。

今はある程度高い壁を用意されても、ハードル選手のように結構軽々飛び越えた
りできますが(笑)。娘の美里(15歳)などは思春期だから、その壁がとても高
く到底飛び越えられないものと錯覚し、嘆き悲しみ「神様なんか大嫌い」と思っ
たりしています。その度に、何て可愛いんだろう!と抱きしめたくなってしまい
ますが、1人で乗り越えないと大人になってから大変なんですよねぇ。

結婚生活は、当たり前ですが相手(他人)がいて初めて成り立つものです。文化
も性別も違う相手と暮らす訳ですから、色々なルールも必要だったりします。こ
れだけは守るべきというルールを決めてあとは干渉しない位がベストだったりし
ます。干渉しないという裏側には相手への信頼が無いと難しい。放任とは違いま
す。これは子育てにも言えること。必ずしも成功しているとは言い切れないかも
しれませんが、少なくとも二人(19歳男子・15歳女子)とも伸び伸びと素直な子
供達に育った姿を見ていると、神様から貰った最高の贈り物かもしれないなぁと
つくづく思います。もちろん可愛らしい旦那様に対しても、そう思っていますが
(笑)。

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安藤さん。
リレーコラム。ありがとうございます。
もう、安藤さんにお会いして何年経つのでしょうか。
安藤さん宅にもなんどもおじゃましましたし、
父親役で一緒に授業参観したこともありますし、
参謀塾や財誠会などでもずっと一緒でしたし、
富ヶ谷にも何度も来ていただいて
最近では仕事でもいろいろとお世話になっちゃってます。

安藤さん。
とてもやわらかなお人柄・雰囲気・気持ちを兼ね備えた
とても素敵な女性でありながらも、
ぼくがとても魅了されるのは自他共に認める
その志士的な気概とお気持ちでしょうか。

自分も含め若い人たちに向けられた安藤さんの視線の先には
常にそうした将来への意識と働きかけを感じます。
若い人たちの、ときには無謀だったり、見当違いだったり、
頑張りすぎだったりといった様々な挑戦を
安藤さんには常に見守っていてくれます。
そのために精神的にも物理的にも時間的にも
たくさんの恩恵を私も含めて多くの若者たちが受けているのです。

時代の流れが速すぎるのか、
自信を失っているのか、
世間から余裕が失われているのか。
最近、いわゆる「オトナ」といわれる人たちが若い人たちに向けて
発信される場面や機会が少ないような気がします。
(もちろん自分もすでにその領域に入り始めているわけですが。)
僕なんかは、オトナたちのつくった仕組みに軽々とのってはいけないと
常々思いながらも、オトナの知恵や経験を全身で受け止めたいと思っている
最右翼でもあります。
自分がこれから次の世代に、若い人たちにしてあげられることは何か。
そんな妄想をするときに、安藤さんがぼくらにしてくれたことが
僕の中で常によみがえります。

ちょっと、まじめな文章になっちゃった。

アツシ