2009年1月5日月曜日

アルハンブラの思い出

僕は毎週土曜日の午前中はギターを習っている。
近所の丸山先生のご自宅にうかがって個人レッスンをしてもらっているのだ。
毎週およそ40分ほどのレッスン時間だが、とても豊かな時間である。

ここ数ヶ月は「アルハンブラの思い出」という名曲を練習している。
他にもブラジルの民謡曲などいくつかを並行して練習しているのだが、
この「アルハンブラの思い出」、右手の親指、人差し指、中指、薬指を
高速で動かすトレモロ奏法をマスターしなくてはならず、結構な難物。
おおよそ弾けるようになったが、美しさには程遠い。

ちなみにこの時代、
楽器を練習する人にとっては素晴らしい味方があって
Youtubeがそれである。
検索することで、素晴らしい演奏をいくらでも見ることが出来る。
ちなみに才色兼備の村治佳織が弾く
「アルハンブラの思い出」は実にすばらしい。

ところでこの曲名にも入っているアルハンブラ宮殿
スペインのグラナダにあるイスラム王国の宮殿である。
数年前に仕事を辞めて大学院生だったころに、
このアルハンブラ宮殿を見たくてこのグラナダに数日間いたことがある。

当時このアルハンブラ宮殿が全盛を誇った12-13世紀には
イスラムの医療や芸術のレベルは欧州を圧倒して、
ヨーロッパ人種に対しての優越的な気分があったという。
バグダッドにいたっては、先進技術と知識人が集いおおいに繁栄した。

栄枯盛衰。
そんな歴史の必然を確かめたくて旅したことを思い出した。

今日の夕刊によればパレスチナでは地上戦拡大の模様らしい。