2008年11月16日日曜日

Naoshima (Atsushi)

香里と2人で香川県・直島へ行ってきました。
2人で金曜日に仕事を休んでの1泊二日の旅。

なにしろ直島へのアクセスは大変。
朝は時間無くてタクシー⇒バス⇒飛行機⇒バス⇒フェリー⇒バスで
ようやく宿泊先のベネッセハウスに到着。

僕は以前に来たことがあるのでぜひ直島の
多面的な魅力を香里に感じてもらいたいと思ったわけ。
日本各地の観光地にはガッカリさせられることが多いのだけど
ここは別格。落ち着いた佇まいながらも俄然勢いを感じる場所。

今回の旅で触れたアートの中でもし順位をつけるとしたら
ぼくは地中美術館「オープン・スカイ」のナイトプログラムを
1番目に挙げる。ジェームズ・タレル作品。
夕空⇒夜空の変化が織り成す表情に心動かされない人は
ぜったいいないはず。
すばらしい45分間の体験だった。
ほんとに圧倒的な45分間。
「自分」と「自然」への愛が膨らむ45分間。

僕が直島で撮影してきた写真を少し紹介。

ご存じ、草間彌生の「南瓜」
進化し続ける「家プロジェクト」での香里
日なたでくつろぐ猫

テラスレストランでの朝食

ベネッセハウス前からみた瀬戸内海の夕焼け

とにかくこの旅、一泊二日の短い旅だったけど
香里といろんなアート談義も出来たし、
本当に豊かな時間をもらえたという確実な実感。

それにしても帰りの飛行機で読んだ、
直島プロジェクトに建築家として携わった安藤忠雄
の自伝によれば、最初安藤氏に来た依頼内容とは
「直島に子どものためのキャンプ場をつくりたい」
というものだったらしい。

それが芸術家・福武氏・住民・・など様々な関係者が
時間や体験を共有しつつここまで形を「変化」させてきたこと、
そしてこれからも変わり続けていくだろう事に
おおいに敬意を払います。