2010年10月20日水曜日

美はここに極めり





















我が家の女性評論家・アツシがかねてから
「まちがいなく女性の美の完成形のひとつ」
と豪語していたフラメンコを
本場スペインで見てきました

マドリッドにある「CARRALL DE LA MORERIA」
食事をしながら フラメンコを楽しめるレストラン

カンテと呼ばれる
男性のせつなくも悲しい歌声とギターの演奏にあわせて
ステージに現れた美女3人
…って
「あ さっき裏口でみかけたカワイイ子たちだ」
と思ったのもつかのま 1人が前に踊り出た

最初は ゆっくりと
でも 徐々に徐々に 動きが速くそして激しくなり
踊りながら 時折 挑発的な目線を客席におくる

美しく、激しく、妖艶でかっこよく、情熱的
踊りの合間、合間で決めポーズをするたびに
お客さんの ボルテージもあがり 会場全体がどんどん熱気をおびていく
もう終わりかな ここがmaxかなと思った瞬間
さらにその上をいく 激しい踊り…

というか もはや これは

身体全体を使った女性魂の表現

「これでどうだ これでもかっ」
と言わんばかりに「女」を表現している

裏口で見たときは カワイくてスタイルのいい若い子
って感じだったのに
その成熟した女っぷりに
「いやぁ 姐さん しびれます ついてきます」
と言いたくなるほど ゾクゾクするくらい カッコイイ 
(でも たぶん20代)

日本で 女性の美徳といえば
(本当はつよくても)つつましやかに おとなしく 三歩下がって男をたてる
…という 日本古来の価値観や
(本当は かしこくても)かわいくて 従順で決して出しゃばらない
…という コンサバティブな価値観に支配されているような…

最近こそ 女性が元気になった!と言っても
根底には「女性は受け身であるべき」という価値観があり
それから開放されたごく少数の女性は
どこか無理をしているように見えたり 女性らしさが欠けていたりと
アンバランスな印象が強いし
それ以外の女性は 年をへても
「かわいい」という価値観に固執しているように思える

つまり 己を激しく表現する 能動的な姿勢はあまり歓迎されないし
素敵でないと思っている女性が多いということだ

しかし フラメンコの踊りに見る彼女達の姿は
その真逆で 挑発してんのか!と言わんばかりのアグレッシブさ
しかも それでいて 決して男性的というわけではなく
あくまでも女性的 いやむしろ 

女の生き様ここに極めリ

といった感じだ

若さ礼賛の日本社会で 30代、40代 素敵な女性でいたいけど
若づくりも痛いし どこを目指せばいいのかしら?
って 思っていた私たち大和撫子に
間違いなく刺激を与えてくれるのが このフラメンコです

いやぁ 本当に 素晴らしいものを見せて頂きました

ちなみに 入れ替え制らしく 大きな拍手に包まれた
ステージが終わって 私たちが店を出た後 
22時頃だと思うのですが 
店の外は 次の回を待つお客さんで長蛇の列でした
チケットをとってくれた現地に住む友人夫妻に感謝です

香里